震災切手



 大正12年10月25日、関東大震災で廃墟と化した中、郵便切手も民間会社精版印刷 株式会社と続いて秀英舎に委託して製造し、俗に「震災切手」と言う通常郵便切手の発行 にこぎ着けました。目打ちは無く、糊も無く、青色の繊維を入れた白紙に、これも俗に「 震災すかし」と言う縦流線のものの、平版の9種類の切手でした。トンボと言われる切手 がこの切手です。図柄にあるからです。そうそう、後に平山秀山堂が切手を製造しました が、民間ではこちらが元祖です。



Copyright(C) 1995-2062 栗の樹研究室 栗田耕二