みほん切手




 郵便局を利用している人はたくさんいます。郵便物を送るだけでなく、貯金もあります 。簡易保険の関係もあります。同じ郵便物でもこの頃では「ふるさと小包」などというも のも取り扱っています。そのようなことで郵便局を訪れても、案外気づかれないのが官報 の告示です。記念切手には、けっこう多くの人が興味をもっており、溜めておいたり、知 人への手紙に貼ったりして楽しんでいます。子供さんに頼まれて買いに行く人もいます。 ところが、「通常郵便切手」の発行告示はあまり気づかれません。もともと小さい切手で すし、説明が付いていても、立っていてはゆっくり読めません。確実に告示するのですが 、いつの間にか終わってしまいます。

 告示する郵便切手は、どんな種類の切手でも「みほん」と刷られています。一番最初の ころは、「すみてん」と言って、筆で墨をつけたものが見本でした。その後「見本」とす られたものもありますし、「みほん」もあります。告示期間が終わりますと、郵便局は保 存しておきます。戦中戦後は、国土全体が荒廃しました。そのような中で出てきた「みほ ん切手」のいくつかです。平成11年1月現在、郵便番号135−8738、東京都深川局、私書箱110号、財団 法人 郵便文化振興会へ、郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入して連絡すると、赤振 替用紙と説明書を送ってくれます。従来の切手誌や新切手解説書(みほん切手)などが購 入できます。平成10年分も、まだあるようですから、関心のある方は利用してみたらい かがですか。 



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